４～６月は日焼けに注意

人も服も日焼けします

４月になれば暖かくなって、洗濯物も乾き易くなります。しかしこの時期日焼けの色あせもご注意。
穏やかな日差しでも人も服も日焼けし易い季節です。
日焼けの色あせは日差しの強さよりも紫外線の影響を考えなきゃいけません。

原因を２つの視点でみてみます。
紫外線は曇りの日は晴れた日の６割程度で、雨の日では約２割といわれます。そして紫外線の強さは、春から夏にかけて強くなり、６，７月には冬の４倍以上になります。９月を過ぎると急激に弱くなります。８月の暑さよりも６・７月の紫外線の強さの方が洗濯物の色あせ日焼けには影響を与えるようです。穏やかな日差しの４月ですが、気温の上昇より一足早く紫外線の季節となるので紫外線が強く洗濯物の日焼け色あせには注意が必要です。

また西日にあたると洗濯物は色あせし易くなります。これは日中から夕方にかけて気温が上昇するので日焼けによる色あせが起きやすいようです。

濃い色の衣類は、繊維がこすれると毛羽立って色あせの原因になるので、裏返して洗濯しましょう。より色あせを防ぎたい衣類なら、裏返してから、さらに洗濯ネットに入れて洗います。

洗濯物の色あせ日焼けを防ぐには

一番は２時３時までに取り込むというのがベストでしょう。しかし仕事をもっている人は中々難しいものです。

• 南西を避けて洗濯物を干す
• 風通しをよくしたお風呂場で洗濯物の干す
• 裏返しにして色あせを防ぐ
• 乾燥機と組み合わせて自然乾燥をスピーディーに済ませる

濃い色の衣類は、繊維がこすれると毛羽立って色あせの原因になるので、裏返して洗濯しましょう。洗濯ネットに入れると一層色あせを防ぐことができます。

洗剤による色あせ防止　紫外線防止効果

■参照サイトワイアードヴィジョン　http://wiredvision.jp/archives/掲載より

洗濯するたびにTシャツなどの衣類の紫外線防止効果が高まり、使わない場合に比べて5～10倍の効果を発揮するようになるという。

　オーストラリアの洗濯用洗剤『ラディアント・スリーインワン・カラー・ケア』は、スイスのチバ・スペシャルティ・ケミカルズ社が開発した紫外線を吸収する特殊な化合物『チノソーブFD』を使用して紫外線を防止する。チノソーブFDは、A領域紫外線(UV-A)とB領域紫外線(UV-B)の両方をカットする(UV-Bは、UV-Aよりも波長が短く、日焼けや皮膚ガンを引き起こす確率が高い)。

　チノソーブFDは、洗剤に含まれる蛍光増白剤として長年使用されてきたある分子をわずかに改変して作られたもので、UV-Aを吸収する組成に、 UV-Bを吸収する2つの組成が結合されている。可視光線は吸収しないので、衣服の色が変わることはない。チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社によると、チノソーブFDは、繊維に浸透するが繊維の手触りは変化させないという。

　ラディアントの製造元PZカッソンズ・オーストラリア社によると、この洗剤で衣類を洗濯すると日焼け防止効果が高まり、96％以上の紫外線をカットできるという。
　
　米国でも、日焼け防止効果を高めるチノソーブFD入り洗剤『リット・サンガード』が販売されているという。[日本語版編集部注：日本では、花王から、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社の技術を使用した衣料用紫外線吸収剤が販売されている]